
![]()
がんとは、世間では、なんとなく悪性で治りにくい病気だと思われています。
私達ががんを知るためには、人間の体の細胞について目を向ける必要があります。
我われ人間は、もとは1つの受精卵が何回も分裂を起こしやがて新生児として生まれてきます。人間のからだは60兆個の細胞からできており、赤ん坊が大人になるのも細胞の分裂によるものなのです。
細胞の分裂が正常に行われているのは、細胞の 分裂を正常に行わせるための遺伝子が働くことによるものです。もし細胞の分裂が正常に行われなかったときは、健康なからだでいることはできません。
がんはもともと異常な分裂を起こす1個のがん細胞が発現することにより起こります。
その原因としてDNAの異常が考えられています。オゾン層の破壊による紫外線の照射、ストレス、タバコ、化学薬品など多くの環境因子が重なり合って、DNAの異常を引き起こすと考えられています。
どんな健康な人でも1日2000〜3000個のがん細胞がからだの中で発現しているといわれています。しかし、すべての人にがんが発症しないのは我われのからだの中で正常な免疫力が働いてがん細胞を排除しているからです。
つまり、がんとは、人間の体の中で行われている、がん細胞と免疫力の綱引きの結果、排除できなくなったがん細胞が成長して発症する病気なのです。
つまり、がんとは、人間の体の中で行われている、がん細胞と免疫力の綱引きの結果、排除できなくなったがん細胞が成長して発症する病気なのです。
![]()


わが国ではがんで毎年約30万人の人が亡くなっています。これは日本人の1年間に死亡する人の3人に一人ががんで亡くなっている計算になります。
がんによる死亡率、がんの発症率ともに女性よりも男性のほうが高くなっています。
がんが発症しやすい年齢は男、女ともに60歳代から増え、高齢になるほど高く、60歳代以前では男性が女性よりもはるかに高くなっています。がんの5年生存率を見ても男性のほうががんで死亡する人数が多いことがわかります。
現在、がんには治療によって100%近く治るがんと、ほとんど治療が難しいがんがありますが、今後、治療法の進歩により、治るがんが多くなってくると考えられます。
一口にがんといっても発症する部位によって、下記のように細かく分けられます。
脳・神経にできるがん |
|
目・耳・頭頸部にできるがん |
|
口腔・鼻・咽頭 |
|
胸部にできるがん |
|
消化管にできるがん |
|
肝臓・胆嚢・膵臓にできるがん |
肝臓がん(肝細胞がん)、胆嚢がん、胆管がん、 |
泌尿器にできるがん |
|
女性にできるがん |
|
皮膚にできるがん |
|
骨・筋肉にできるがん |
軟部肉腫(小児・成人) |
血液・リンパのがん |
![]()
がんは生活習慣病です。 がんの原因の多くは喫煙や、飲酒、食生活などの習慣が関係していることが分かっています。生活習慣を見直すことによって予防することができる病気なのです。
これさえ守れば絶対にがんにならないという方法はありませんが、がんを予防するために重要なことは、生活環境におけるさまざまな条件とのバランスを考えながら、がんに罹るリスクをできるだけ低く抑えることです。

運動によって結腸がんのリスクが下がることが証明されています。しかし、今まで運動しなかった人が急に激しい運動を始めることは危険です。自分に合った運動を見つけて無理なく、楽しみながら運動することが大切です。

タバコは様々ながんのリスクを高める原因です。タバコを吸うのは、控えましょう。また他人のたばこの煙を可能な限り避けましょう。
度を越した飲酒もがんのリスクを高めます。適度な飲酒を心がけましょう。飲めない人・飲まない人は無理に飲むべきではありません。

ウイルスや細菌の持続感染もがんのリスクを高めると言われています。
ウイルス感染しているか知る必要があります。もし感染していたら早急に治療しましょう。また、ウイルス感染予防も心がけましょう。
![]()